女人天下
”大義名分”という言葉の意味と使い方がとてもよくわかるのが、現在(2010年5月)BS日テレで放映されている『女人天下』という韓国ドラマです。
もちろんドラマですから、史実よりもエンターテイメントにウェイトがおかれるのはもちろんですから、登場人物の台詞がいささか誇張されすぎている感もなきにしもあらず、ではありますが。
ドラマの主人公であるチョン・ナンジョンの台詞もなかなか策士然としていて見物なのですが、それ以上に素晴らしい台詞を吐いているのが、文定王后(ムンジョンワンフ)です。
この人の台詞はいかなる場面であっても常に正当性が大義名分に裏付けられているのです。この脚本を書いた人、ほんとにすごいです。そこらに売っているようなレトリックの本や、文章技術・話術の類などは顔色を失うほど、大義名分の使い道と、正当性を訴求する力を持った台詞が毎回と言っていいほど見目美麗しい文定王后の口から飛び出します。日本はおろか、世界広しといえども到底こうした脚本を書ける人はそういないのではないでしょうか。
とにかく一度、レンタルビデオでも何でもこのドラマ、見ておいて損はないと思います。
あ、いっておきますが基本は「悪女」の話なのと、韓国の歴史ドラマの常で、10話超えるくらいまでは、そうとうの忍耐力がいりますし、朝鮮王朝の歴史にもある程度免疫のある方でないとつまらないこと請け合いです。
もちろんドラマですから、史実よりもエンターテイメントにウェイトがおかれるのはもちろんですから、登場人物の台詞がいささか誇張されすぎている感もなきにしもあらず、ではありますが。
ドラマの主人公であるチョン・ナンジョンの台詞もなかなか策士然としていて見物なのですが、それ以上に素晴らしい台詞を吐いているのが、文定王后(ムンジョンワンフ)です。
この人の台詞はいかなる場面であっても常に正当性が大義名分に裏付けられているのです。この脚本を書いた人、ほんとにすごいです。そこらに売っているようなレトリックの本や、文章技術・話術の類などは顔色を失うほど、大義名分の使い道と、正当性を訴求する力を持った台詞が毎回と言っていいほど見目美麗しい文定王后の口から飛び出します。日本はおろか、世界広しといえども到底こうした脚本を書ける人はそういないのではないでしょうか。
とにかく一度、レンタルビデオでも何でもこのドラマ、見ておいて損はないと思います。
あ、いっておきますが基本は「悪女」の話なのと、韓国の歴史ドラマの常で、10話超えるくらいまでは、そうとうの忍耐力がいりますし、朝鮮王朝の歴史にもある程度免疫のある方でないとつまらないこと請け合いです。
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