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乗り合いバス [雑記帳]

毎日だいたい同じ時間のバスに乗ると、乗り合わせる人もだいたい同じようなことがあります。
大都市の通勤電車でもそういうことがありますから、バスになるとなおさらですね。
そう思って見ると、ある日いつも乗り合わせる人と出会わなくなった、なんてこともあります。
偶々のお休みなのかもしれません。あるいは、今日は別のところに行くことになった、とか。
もう少し発想を飛躍させれば、その日からはもうそのバスには乗らない、どこかに行ってしまったのかも。何にせよ、昨日とは違う、今日ということなのですが、そのことを意識すると同時にちいさなドラマ、大袈裟にいえば他の誰かの人生のひとこまだということもふと思うのです。
また、自分がそんなふうに考えるということは、他人からも見られているかもしれないわけで、少し長い休暇のあとなんかだと、あの人はわたしのいないバスでわたしの小さなドラマをどんなふうに想像したのかなあ、なんて考えたりもします。
そんなことは気にもされない方のほうが多いのかもしれません。
むしろ、そんな空想をしているなんて公言したりすると、最近では、ひょっとしたら犯罪扱いされかねないとも言われるような世相ですが、わたしはかえってそれくらいの余裕が人にはあっても佳いのではないかと思います。
その程度には、他人に関心を持つ。ないしは他人への思い遣り、もしくは想像力を持つことは、昔の人が惻隱の情と呼んだ心につながるとも思うのです。

では、いつものバスに新しい人がいたら?
外国の人のようですが、あなたはどんな心持ちになるのでしょうか。

旅に訪れたソウルの地下鉄やバス停でそんなことを考え、日常の大切さにも、また非日常の愉しさにもひたることができました。

ではまたいずれ。
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