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朝鮮半島の情勢 [雑記帳]

 ここ数日のニュースを見ていると、朝鮮半島の軍事的緊張が高まってきているとの報道が目立ちます。
そうしたなかで、米国の国務長官が訪中したとも報道されました。
 今後の展開がどうなるのか、少し気になります。緊張が緩めばよいのですが、これ以上エスカレートしていくとなると、この秋から冬にかけて行って見たいと思っていた韓国の古刹めぐりの旅があやうくなりそうです。
 韓国では、朝鮮戦争の休戦を受けて、この十年の間で自国の古い文化的遺産の復元・再興を進めていました。その結果ようやく伝統酒や、古刹や文化遺産の整備などが実を結んできています。南大門の失火という不幸な出来事もあったものの、各地に根付いた文化遺産を掘り起こし、観光地としてだけでなく博物学的にも意義の大きい施設がようやく増えてきました。
 最悪の事態を想定すると、そうした試みのいくつかが犠牲になることは避けられないと思えます。
 とはいえ、不義を見逃すこともできませんし、そうなれば「綱渡り外交」で収められないところまでいく可能性は否定できません。
 そのなかで犠牲となるのが、朝鮮民族だけだ、と言い切ることもできないでしょう。
 米国と中国の間で事態の収拾を図る時期にあっては、朝鮮半島とともに台湾も犠牲となる可能性もあると思いますし、もちろん米国と「同盟」関係にあるわが国においても、それなりの覚悟が必要だとも思います。決して過去の朝鮮戦争のときのような、「特需」だけを期待するのは戒めねばなりません。
 また、この分断された状況を導いたわが国と朝鮮半島の歴史も忘れるわけにはいかないはずです。
 しばらくは慎重に見守る必要がありますが、不義に対する圧力を最小限かけつつ、なんとか事態の打開を願うしか今のところわが国のとるべき策はないでしょう。人間関係というのは難しいものです。
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